ありがとう 再開 再会 の時

6/24に開催させて頂いた

音楽×写真 クラリネット 金川信江 気ままなコンサート at Earlybirds Across

ご来場くださった皆さま、応援、励ましてくださった皆さま、ありがとうございました。

久しぶりに自身で企画するリアルコンサート、お陰様で開催終了しほっとしています。

そして会場の風景を自身でSNSやブログ用に撮るという習慣がついていないのです…

↓は、後日自宅で、展示した写真2点と演奏したプログラムを譜面台に置いて撮ってみました。

そして本番中こんな紙を楽譜と一緒に譜面代に置き、演奏とトークで進行していきます。

上の紙は、展示作品とお客様にお配りしたフォトカードに載せた写真を小さく一覧にしたもの。下のプログラムの紙には、隠れている部分にもっとメモ書きがいっぱい。それぞれの楽譜の端にもメモがあったりします。

こちらの会場アーリーバード・アクロスを選んだのは防音室用の換気扇で常に換気されていることと、ピクチャーレールがある事でした。私でもぱっと写真を掛けて微調整して展示できるからと思っていたのですが、実際展示をはじめようとするとオーナーが「これならピンで留めていったほうがいいわよ。」と手伝ってささっと展示してくださいました。ありがたい。自分でささっと出来た方がいいですね^^; 当初カフェではじめたシリーズでした。小さなスーツケースに、マットフレームにいれた写真と譜面代、楽譜と衣装を入れ、楽器を持って、特別な設備がない会場でもどこでも行けるように企画したものです。この日の会場はコンサートだけでなくギャラリーとしても立派な展示ができる場所。もっと立派な額でも良いところ勿体ないようですが、いつものコンセプトで、でも枚数を増やして10点展示、1枚小さめの写真も貼りました。この感じでセンスのある方なら寄せてランダムにもありなのかもしれません、利用してみてわかること色々、次回はどうしようかな。

オーナーも客席後方から一緒に楽しんで支えてくださっているのが伝わってきて、とても心強かったです。箱(会場)はただの箱ではない。シンプルな場であっても、持ち主や思いによって雰囲気は全くかわります。気持ち良く演奏させて頂けて、お客様と向き合えるよい場に出会えました。


自身で編曲して演奏する場合も多く、今回ちょっと特別だったのが、オペラ椿姫「さよなら過ぎ去った日々よ」でしょうか。今時手書きで楽譜を描いてクリーム色の紙にコピーし、鉛筆の書き込みを消しゴムで消しても楽譜は無事なようにして使っています。「さよなら過ぎ去った日々よ」はしばしばその前の手紙を朗読する場面とセットで演奏されます。朗読を演奏はさすがに出来ないのですが、同時に演奏されるアルフレードを想う旋律をオペラ椿姫全体へのオマージュとし演奏しました。そしてつなぎのレチタティーヴォ、ここも普通楽器では難しい箇所で飛ばすのかもしれませんが、やはりそこ無くして先へは繫がらないと、なんと演奏しました! そして本題の歌曲部分、楽譜のスラーと言葉の切れ目が違うのですよ。これはオケに入って演奏した時にも、近い動きの管パートでどうするか協議したことがありましたが、今回は歌い手の旋律を奏でます。歌うわけではないのに歌詞を書いて、色んな演奏を聴きながらブレス箇所を探りました。ドラマティックな1曲で頑張って良かったかも。最後はハッピーに終わりたかったので、後半1曲目に演奏しました。

自分ようの楽譜で、基本的に人に見せるものではないので、美しくかいてはいないですね。。


コロナ禍、依頼演奏の機会も実はありましたが、情報を広げられる感じではなかったのでもどかしかったです。自身の企画はオンラインコンサートとして開催していました。そんな事も出来るのだと、新しい体験でそれはそれで良かったです。そして今回やっとリアルコンサート。やっぱり全然違います!準備期間中の方が、曲数も多いし久しぶりのリアルに緊張感を持っていました。いざお客様の前に立つと緊張はむしろほぐれ、再開、再会の嬉しさが溢れていました。はやり1人での企画であっても1人ではない。生のコンサートは奏者が一方に発信しているように見えて、実はお客様が発する空気の波をものすごく受信しています。そうして得たものが次の瞬間の力になる。そんな循環によって練習では絶対に得られないパワーや繊細さ感情表現に繫がります。場数を踏んで成長するといいますが、まさにお客様によって育てられてきたのだなと有難く実感しました。半年付き合ってきた新しいクラリネットの鳴りも、また一段あがったようです。


今回じつは、私が準備整えて告知できた時期が遅かったこと、6月大安の週末昼間に企画してしまったこと、コロナ空けこの時期なら良いのではとちょうど皆さん仕事も遊びも全力で予定を入れて活動し始めたタイミングと重なって、ご来場者数としては少なかったです。間があいてしまって私の力が足りなかったことも受け止めています。メールでやり取りなどしながら、気持ちはあるのに来られないタイミングに企画してしまってごめんと思っていました。旅行中の方もいましたが、土曜日お仕事の方も増えたのかな?仕事上のイベントと重なっている方もいました。そしてお子さんやご自身の発表会!  表現活動、そうです大安だしやっと開催したいよね、皆考えることは同じ。来てもらえなくて行けなくて残念だけど、皆んな活動的になれたことがとっても嬉しいと思う日々でした。行けないけどチラシ配りたいから多めにくださいと言ってくださった方もあり感謝です。


そんな中集まってくださった方、一緒に喜んで楽しんでくださって、もちろん何より感謝しています。終演後も再度展示作品を眺めてくださり、おしゃべりしたり。開催してよかった。疲れたけれど、滞っていたものが流れだし気持ちが軽くなった感じです。パワーアップしました。オンラインも便利だしまた企画するかもしれませんが、リアルコンサート、一呼吸おいてまた必ず企画します。

生のコンサートいいですよ、ぜひ次回いらしてください!




#かねかわのぶえ #クラリネット奏者 #クラシック 




Nobue Kanekawa’s blog

   写真と出会った音楽家     クラリネット奏者 フォトアーティスト

0コメント

  • 1000 / 1000