お菓子とモーツァルトとライブ

こちらも10年程前に通っていたスタイリングフォト教室の、宿題用に撮った写真です。


真ん中に並べたのは、オーストリア・音楽の都ウィーンのお菓子デメルの生クッキーです。箱もとっても可愛い。スカーフの色をチョコレートに合わせて、手前は「フィガロの結婚」初演のポスター柄の絵はがき。そして奥の赤いのが、そうだ!教室の皆さんみたいな素敵な雑貨は持っていなくても、私には楽譜があるじゃない!と思いついて置いた、モーツァルトの楽譜。ベーレンライター版表紙の赤は雰囲気があります。意味合いも上手く繋がりました。


たくさん旅をして晩年ウィーンで過ごしたモーツァルト。先日演奏した アヴェ・ヴェルム・コルプス はその最晩年の作品です。そして生誕の地は、やはりオーストリアのザルツブルク。先日のライブ配信では、私自身が若い頃にザルツブルクへの演奏旅行に参加した時の貴重な体験も少しお話ししました。旅で訪れた地というのは、時間を経ても特別です。クリスマスは過ぎましたが、大晦日までライブ録画を、ツイキャスのライブ履歴で公開しています。



さて話しは少し脇へ、

急遽思い立って準備しクリスマスのライブ配信を決めた〔音楽とイマージュ〕

曲を決め編曲し、手直しもしながら練習し写真も選び、告知も少し、やっと前々日にメールでのご案内もしたところで、短期間に気合いを入れて練習しすぎたのか、いや、やはりこの一年コロナ禍だけでなく色々と大変だった疲れがどっとでたのか、、。私は疲れが溜まると奥歯を噛み締めるタイプのようで、時々調子が悪くなることがあります。前々日の晩から急にいつも以上に歯茎が腫れだし、アレまずいかな?と。ライブ配信が夜で当日も準備できることもありましたが、前日は練習を休んで炎症を抑えるのを優先しようと思ったのは初めてでした。強張っていそうなところをツボ押ししてみたりしているうちに少し調子も戻り、本番となると何とかなるもので(気合いで^^ 火事場の馬鹿力?!)時間に制限があったこともありますが、妙なハイテンションで私にしてはかなり高速で話した気がしていました。後で録画をみると私がいつもゆっくり話すだけで、このくらいの速さ他の人なら普通かな。。何とか時間内におさめて「ありがとうございました。」が言えたのは良かった。その日の精一杯、一生懸命にお伝えするというのはいつも心がけている事で、伝わる1つの要素でもあります。が、演奏もちょっと違ったテンションの懸命さではない気なのですけれど。ライブ後、歯医者で薬を貰い3日練習を控えていたら4日目には復活して音を出したくなっていました。一環して熱はなく平熱です。虫歯ではないので歯を抜かれることもなく、妙な病気でもなくホッとしました。次の〔音楽とイマージュ〕の準備も始めます! 来年に持ち越す気だった大掃除も少しずつ。今回のライブ配信で演奏した3曲も、他の曲にも、何度も演奏したい楽しい曲、いい音楽がたくさんあります。いつか再演の機会も作りたいと思います。リアルでも演奏できるといいな。その際は、毎回少しずつアップデートした演奏と心をお伝えしたい。


今年は皆さんそれぞれに大変な思いをして過ごされたと思います。やはりお疲れも出る頃です。ままならない方もあるかと思いますが、気持ちも体も安まるひとときがありますように。ご自愛ください。そして良いお年をお迎えください。




ライブ録画



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Nobue Kanekawa’s page子供の頃、旅番組をよく見ていました。世界中の自然や文化や美味しいもの、様々な人や暮らしを、東京の小さな家の、冬にはこたつになる座卓の傍らで、ずっと見ているのが好きでした。思春期の頃には、オリーブやアンアンなどのファッション雑誌で、海外特集の記事がたくさんあって、行ったことのないパリやロンドンやミラノが、身近な存在のようなきになったりしていました。レストランにパンやお菓子、この街では色々な国の味からもイメージが広がります。写真のお菓子は、音楽の都ウィーンの味。ウィーン王宮御用達菓子司デメルの生クッキーです。クッキーと言うよりも小さなケーキ、フランス菓子のプチフールや、和菓子のような感じです。有名なザッハトルテよりも、クッキー類の方が甘すぎなくて私は好きです。それでも、その濃厚な味わいや、ナッツやスパイスの香りは特徴的。その昔、王宮で、ご馳走や甘いお菓子を、時間をかけて味わいながらおしゃべりしている様子や、衣装や装飾を思い浮かべ、そういう空間の為に作られたクラシック音楽もたくさんある事を、一瞬まじめに考てみたり。それはともかく、やっぱりチョコレートの部分が美味しいですね。(生クッキーの入荷は週に2日のみ、賞味期限も短めです。予約をして買いに行った方がよさそうです。)このお菓子を、初めてある女性から頂いた時、とても嬉しかった。私が喜びそうな物は何だろう?と、きっと考えていてくれたに違いない事が伝わってきたから。私がした他愛もない事のお礼に、大げさすぎてかえって気を遣わせないようにと、大きな花束ではなく、ココット皿に入った小さなフラワーアレンジを下さったりするような方です。ところが、この宝石箱のような特別なお菓子を、どんな機会に頂いたのかは忘れてしまいました。でもはっきり記憶に残っているのは、箱を開けると、綺麗で可愛らしいお菓子がぎっしり詰まっていて、ふわっと気持ちが浮かび上がって嬉しくなったこと。そんな出来事を思い出しながら、予約を入れて、お店にお菓子を受け取りに行くのは楽しいものです。優しさや、嬉しい気持ちが、別の誰かにつながっていくような気がするから。平成23年2月1日火曜日お菓子の宝石箱

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