クラリネットの二重奏
6/25のコンサート「ふきもの ひきもの もの語る」前半は、薩摩琵琶の演目とクラリネット二重奏をそれぞれに演奏し、通常のスタイルってどんな?というのを体験して頂きます。前のブログにも書きましたが、薩摩琵琶は弾きながら語る。つまり一人二役出来るのです。それならばと私は、若いクラリネット奏者を1人お誘いし、クラリネット二重奏を一曲演奏することにしました。
この曲あまり資料がないのですが、どうもプランツァーはハイドンの弟子らしいということで、その頃のスタイルなど意識して音作りをしています。三楽章ありますが12分程度でコンパクト、でも色々展開しつつお楽しみ頂けると思います。
さて、共演してくださるのは小礒美希さん。コンサートチラシの裏面にも記載しました彼女のプロフィールはこんな感じです。
小礒美希 クラリネット
そう小小礒さん、弟子なのです。
音大受験を目指していた高校生の頃、私のクラリネット教室に通って来ていました。そして、ソルフェージュは夫でトロンボーン奏者の金川マコトが指導していました。志望校に無事合格してから凡そ8年振り、リハーサルの為にうちに来てくださいました。
その間にも、私のコンサートを聴きに来てくださったり、受付などスタッフとして手伝って頂いたこともありました。コロナ禍にも努力され彼女が合格出演した新人演奏会での演奏を、私もオンラインとリアルでそれぞれ聴かせて頂いたこともあり、しばしば会っていましたが。
小礒さんが東京音大で師事していたのは、NHK交響楽団首席クラリネット奏者でもある松本健司さんです。実は松本さんと私は国立音楽大学の同期です。最初から格段に上手く入学前から留学を意識していた彼は、卒業を待たずパリに旅立って行きました。そもそもライバルという意識もあまりなく、クラリネット研究室の同期として音楽のこと他愛ないこと様々話したりしつつ楽しく過ごした思い出があります。なので人柄も音楽も信頼できる松本門下で、小磯さんが研鑚を積んで、こうして戻って来て一緒に演奏できるのはとても嬉しいです。あの頃より頼れる存在。旋律と伴奏が入れ替わりつつ進むプランツァーの曲で、お互いを助け活かしながら対話し良い演奏が出来そうです。
休憩を挟んで後半は、川嶋さんと私による、語りと音楽。こちらはまた特別です。
親しみを感じる会場で和洋と個性が共鳴す
特色のある公演ぜひご来場ください
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